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ステフィンカリーが復調の35得点、41点の大差をつけウォリアーズが第3戦に勝利

2018年05月21日
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これが史上最高のシューターの底力だ。

ウォリアーズのホーム、オラクル・アリーナで行われたロケッツ対ウォリアーズの西カンファレンスファイナル第3戦はステフィン・カリーの35得点の活躍もありウォリアーズが41点の大差をつけ126-85で勝利、シリーズ2勝目(1敗)をあげた。

▼第3戦 フルゲームハイライト▼

 

第1、2戦では得意の3ポイントが2/13とシュートタッチが優れなかったカリー。本日の試合でも序盤からディフェンスで常に1on1を守らされているのがリズムに影響しているのか、前半は1/7とオープンになりながらもフープを射抜く事が出来なかったが、第3クォーターに見事復調。このクォーターだけでフィールドゴール7/7の18得点、最終的に3ポイントを5/12で沈めゲームハイとなる35得点を叩き出した。

▼カリー35得点・3ポイント5本成功▼

エースカリーの活躍で勢いづいたウォリアーズは後半だけで30点の大差をつけロケッツを圧倒、そしてカリーの他ケビン・デュラントが25得点、クレイ・トンプソンが13得点、ドレイモンド・グリーンが10得点、そしてアンドレ・イグダーラも10得点とスターター全員が二桁得点をあげた。更にウォリアーズはフィールドゴールがチーム全体で52.2%、3ポイントが40.6%、フリースローが94.4%の50-40-90を達成、オフェンスリバウンドに果敢に飛び込みスコア、ドライブ、ミドル、そして十八番の3ポイントとあらゆるスポットからリーグ屈指のオフェンス力を見せつけた。

今日の試合には1990&1991年の2シーズンに渡りウォリアーズでリーグ屈指のスコアリングトリオとして鳴らした、ティム・ハーダウェイ、ミッチ・リッチモンド、クリス・マリン、通称RUN TMC(1983年から2002年まで活動したヒップホップグループ、RUN DMCにかけながら三人の名前の頭文字を取った)の三人がアリーナに駆けつけていたが、そのレジェンド三人の前で最高のゲームを見せることが出来た。

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対するロケッツはジェームズ・ハーデン、クリス・ポールのバックコートデュオが二人合わせて33得点と不発。そしてチーム全体で決めるべきイージーバスケットを落とし、キャッチミス、ラインを踏みターンオーバー、ディフェンスではボックスアウトを怠るなど単純なミスが頻発し、自ら自滅していく展開に。第2クォーター中盤にはゴール下に3人いながらもリビングストンにオフェンスリバウンドを拾われそのままスコア、集中力を欠いたプレーにマイク・ダントーニHCが激昂してタイムアウトを取る場面も見られた。そして大勝した第2戦ではハーデンのアイソレーションからコーナーに落としボールを回してオープン3、アリーザやタッカーがカットインし中を攻めるという展開を作る事が出来ていたが、この試合ではリカバリーの早いウォリアーズディフェンスを前にフリーを作る事が出来なかった。外が気持ちよく打たせてもらえず、中にドライブしてもイージーが決まらない。これでは点差が詰まる事はない。

ウォリアーズは試合全体を通してやるべきバスケットを徹底していたのに対し、突破口を見つけることが出来なかったロケッツ。カリーの復調もあり、第4戦が非常に心配される内容となってしまった。ウォリアーズはレギュラーシーズンの怪我人続出状態を切り抜け、ようやくパズルが完成した印象だ。

ちなみに後半から見事なパフォーマンスを見せたカリーだが、試合途中に

「This is my f**king house!!(ここは俺の縄張りだぜ!!)」

と興奮気味に復活をアピールする言葉を発していたが、f**kという単語が混ざっていたのもあり母であるソニア・カリーから試合後に注意を受けていたようだ。そして信仰心の厚いクリスチャンであるカリーは、

「彼女の言う通りだ。もっと良く行動しなければならない。ああいった口の利き方をしてはいけない。」

と反省の色を見せていた。確かに言葉自体は褒められたものではないかもしれないが、NBA屈指の人気を誇る彼がノッてくるのを見るのはファンも嬉しいだろう。

 

次戦は明後日に再びウォリアーズのホーム、オラクル・アリーナで行われる。勢いに乗る王者ウォリアーズがファイナル進出へ王手をかけるか、それともロケッツが西首位、そして打倒ウォリアーズの意地を見せるか。リーグ最高のシューティングチーム同士による激闘から目が離せない。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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