本日キャブズの本拠地クイックンローンズアリーナで行われたキャブズ対ロケッツの一戦は、攻守に渡りゲームを支配したロケッツが120-88で大勝した。
▼2月3日 キャブズ対ロケッツ フルゲームハイライト▼
キャブズは今年に入って全米中継された試合で0-8と不振が続いており、昨日ウォリアーズ移籍の噂を一蹴しチームに尽くす事を宣言していたレブロンジェームズも肩を落とすしかなかった。
「言葉がないよ。残りのシーズン俺たちの試合は全米中継されるべきではないね。」
キャブズの一月の成績は6勝8敗で平均失点は114.6点で29位、相手のフィールドゴール成功率も49%で28位と散々な結果となっていたが、今日の試合でもロケッツに19本の3ポイントを許し、ローテーションミスからイージーバスケットを献上するなどディフェンスの穴が目立った展開となってしまった。
またチームハイの得点者がアイザイアトーマスとJRスミスで共に12点止まりかつ双方フィールドゴール成功率が3割台と沈黙、チーム全体としてボールが回らず単発なアウトサイドからのオフェンス展開となりリズムを作る事が出来なかった。
対するロケッツはクリスポールが27分の出場時間で22点、8リバウンド、11アシスト、0ターンオーバーの活躍でチームを牽引。ディフェンスが下がれば自ら3ポイントを沈め(6/9)、更に的確なボールシェアでシューター陣を演出し、+/−(コート上にいる時間帯の得失点差)で驚異の+47を記録した。
▼対キャブズ戦 クリスポールハイライト▼
ロケッツは今季ハーデン、ポール、そしてクリントカペラの三人が揃った試合では23勝1敗と圧倒的な強さを誇っている。お互いにアシスト王を受賞しているハーデンとポールによるカペラとのピック&ロールはダントーニバスケットの主軸となっており、カペラは現在フィールドゴール成功率65.8%でリーグ首位と二人の恩恵を受けながらフィニッシャーとして着実な成長を見せている。
今季ウエストにおいてウォリアーズを脅かす存在と見られているロケッツだが、プレイオフで主力の怪我がなければファイナルまで進出してもなんら不思議はないだろう。今季のロケッツはそれ程のチームケミストリーを見せている。
Y’all already know pic.twitter.com/6xfK4YWPpk
— Chris Paul (@CP3) 2018年2月4日
一方のキャブズは一時13連勝を記録した勢いも途絶え深刻な不振が継続中、それは今日の大敗を受けてチームから「ルーHCをクビにはしない」とわざわざ発表がある程だ。
Cleveland Cavaliers official on Ty Lue: “We are not firing our head coach.” ESPN story: https://t.co/wntuLZWZmh
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) 2018年2月4日
現在キャブズはイースト3位だが不振が長引けばプレイオフ上位進出も危うくなって来るだろう、2月8日のトレードデッドラインに向けて補強が急務とされているが果たしてどんな動きがあるか。毎年プレイオフとなれば強いと言われるキャブズだが、楽観視していられる余裕は微塵もない。
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