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レブロンが45得点の大活躍、キャブズがペイサーズとの第7戦を制しセミファイナル進出決定

2018年04月30日
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Win or Go Home、クリーブランド・キャバリアーズとインディアナ・ペイサーズによる1stラウンド第7戦がキャブズのホーム、クイックン・ローンズ・アリーナで行われ、ホームのキャブズが105-101で死闘を制した。

▼キャブズ対ペイサーズ 第7戦ハイライト▼

キャブズのタイロンルーヘッドコーチは絶対に負けられない第7戦で、今シリーズの出場時間が計24分のみだったトリスタントンプソンをスターターに抜擢。一か八かの賭けに出たとも言えるビッグラインナップで臨んだが、この采配が見事的中する。

第1クォーターからトンプソンが攻守でリバウンドを奪取、レブロンとのピック&ロールからスコア、シューター陣にフレアスクリーンと確実に仕事をこなし流れを引き寄せる。更にJRスミス、ケビンラブ、カイルコーバーが得意の3ポイントを沈め、エースのレブロンもドライブからインサイドを制圧するとアウトサイドも抜群のシュートタッチでスコアを重ねる。ペイサーズが終盤にタイムアウトを取るが、キャブズはレブロンのポストアップを起点としたオフェンスを展開しジェフグリーンが裏に飛び込みイージーバスケットと流れを途切らせない。最後のポゼッションではレブロンがサボニス越しにトップからジャンパーを沈め31-19、キャブズが二桁リードを奪う順調な滑り出しを見せた。

 

続く第2クォーター、ペイサーズはビクターオラディポとコーリージョセフの連続3を皮切りに10-0のランで点差を4点まで詰めるが、キャブズが再びレブロンのポストアップから効率的にスコア、残り3:40にはレブロンが一度こぼしたボールを自ら拾いながらのバスケットカウントをねじ込み再び12点差に引き戻す。そしてクォーター終了間際にトンプソンがプットバックを叩き込むが惜しくもノーカウント、しかし勢いに乗るキャブズが54-43と二桁リードをキープし前半を終えた。

 

第3クォーターに入ると、キャブズが集中力を欠くシーンが目につくようになる。レブロンがボールマンから目を離しドライブを許す、ラブがオフェンスファールを吹かれる、そしてオフェンスもインサイドにボールが落とせずレブロンがそのままジャンパーを外すという単調な展開となってしまう。逆にペイサーズはオラディポがファールをもらいフリースロー2投、更にボールを運びそのままプルアップ3とチームを勢いづける思い切ったプレーで4点差に追い上げる。そしてサディウスヤングのコーナー3、続いてオラディポのスティールからボヤンボグダノビッチが3を沈め59-58、ついにペイサーズが逆転に成功。

ここで離されなくないキャブズはJRスミスが3を返し再び同点に、そしてここからオラディポとレブロンのエース同士が火花を散らし合う一進一退の攻防戦が繰り広げられる。しかし第3クォーター終盤、レブロンの身に異変が起こる。この試合一度も休んでいなかったレブロンが足を痙攣しロッカールームに下がるアクシデント。最終的に76-74、ペイサーズが点差を2点まで縮め最終第4クォーターを迎える形となった。

 

第4クォーター、レブロン不在の間にもヒルやラブがスコアを重ね点差は再び二桁に、そして残り8:25の所でついにレブロンがコートに戻る。その後4:33を残しペイサーズはインサイドの要であるマイルズターナーがファールアウト、じわりじわりとキャブズのホームコートアドバンテージが効いてくる展開となる。試合は残り3分、ここでボグダノビッチがオラディポからのパスをキャッチミスしてしまう痛恨のミス、このルーズボールをレブロンがすかさず飛び込み死守し、トンプソンがフリースローを一投沈め8点差。しかしオラディポもジャンパーを決め食い下がり付かず離れずの展開が続くが、身体の限界に達しているレブロンがボールマンのニックコリソンから一瞬目を離してしまう。この隙にコリソンがドライブを仕掛けるがトンプソンが見事なビッグプレーとなるブロックを炸裂し難を逃れる。

残り50.1秒、オラディポがレイアップを沈め100-96のペイサーズ4点ビハインド、この時点では勝敗の行方は分からなかったが、その後のポゼッションでレブロンがコーバーとの2メンゲームからスコア、これでキャブズの勝利が濃厚となった。オラディポが最後に3を決めるが時既に遅し、最終スコア105-101。1stラウンドから最終戦まで縺れる死闘を制したのはクリーブランドキャバリアーズ。全体的に接戦が続くシリーズとなったが、最後の最後に経験で勝るキャブズが一枚上手だったと言える結果となった。

 

本日のレブロンは43分25秒の出場時間で45点・9リバウンド・7アシスト・4スティールと期待通りの大活躍を見せた。集中力を欠きターンオーバー、易々とドライブを許してしまうシーンも見られたが、やはり彼の活躍無しでは今日の勝利は有り得なかっただろう。序盤から抜群のシュートタッチでシュートを次々と沈め、インサイドでも確実にスコアを積み重ねた。最終的にフィールドゴールは16/25、そしてフリースローは15本獲得し11本成功と自慢のフィジカルを生かしファールを誘発する事に成功した。

▼レブロンジェームズ 45点、9リバウンド、7アシスト、4スティール▼

ちなみに第7戦で45点・9リバウンド・7アシスト・4スティールを記録したプレイヤーは史上初となる。

そして今日の勝利を語る上で外せないのがトンプソンだ。15点・10リバウンドのダブルダブルも立派だが、惜しくもノーカウントとなった前半終了時のプットバック、またゴールテンディングを取られたものの必死にシュートに食らいつくブロックなど要所でのハッスルプレーはチームに勢いをもたらした。フィールドゴールは5/6、そして今季成功率が54%と苦手なフリースローも5/6で成功、レブロン同様今日の勝利には欠かせないパフォーマンスを見せてくれた。選手交代の際にはキャブズの生え抜きプレイヤーの奮闘に盛大な歓声が送られていた。

▼トリスタントンプソン 15点、10リバウンド、2ブロック▼

その他キャブズは第3クォーターから出場したヒルが11得点・6リバウンド・3アシストの活躍、そして要所で3ポイントを沈めたケビンラブ14得点、JRスミスが11得点と主力が己の仕事を着実にこなす結果となった。レブロンが不在だった時間帯でも彼らがステップアップした事により点差を詰められる事なく、逆に拡大出来たのが大きかった。

▼ケビンラブ、JRスミス 計25得点▼

 

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一方ペイサーズは、エースのオラディポが30点・12リバウンド・6アシスト・3スティールの大活躍。同じくバックコートコンビのコリソンが23点、ヤングが14点・10リバウンド・4アシストと奮起したが、フリーを作りながらも勝負所での重要な一本をチーム全体として決められずチャンスを生かし切る事が出来なかった。

▼ビクターオラディポ 30得点・12リバウンド・6アシスト▼

 

このシリーズは恐らく4-2程でキャブズが勝利すると予想する者は多かったが、蓋を開けてみれば全体の得失点差ではペイサーズが圧倒。キャブズが勝利した4勝はいずれも接戦とチームとしての完成度ではペイサーズが上回る展開となっていた。しかしキャブズがシリーズを制する事が出来たのはやはりこの男、レブロンジェームズの存在だった。

▼レブロンジェームズ 1stラウンドBESTプレーハイライト▼

平均34.3得点・10.1リバウンド・7アシスト、1.4スティール、1ブロック、シリーズ平均で30-10-7を記録するのはキャリア5度目。そしてレブロン以外で複数回に渡りこの記録を達成しているプレイヤーはいない。またレブロンはシリーズを通して他チームメイトが一度も20点以上を挙げる事なくシリーズを制するという快挙も成し遂げた、もちろん彼のキャリア初の出来事だ。

ペイサーズのトレバーブッカーは試合後にシリーズを振り返ってコメントをしていたが、この言葉が全てを表していたと言っても過言ではないだろう。

「正直な所、俺たちの方が良いチームだったと思う。ただあっちには世界最高のプレイヤーがいたんだ。」

 

ペイサーズは今季開幕前にエースであったポールジョージがサンダーへとトレードされ、それと引き換えにビクターオラディポとドマンタスサボニスが加入したが、東の5位に食い込む快進撃を見せ、あわや1stラウンドでキャブズを敗る展開に持ち込むとは誰も予想していなかった。そしてその要因としてMIP最有力候補でありオールスターにも選出されたオラディポの成長は欠かせない。

オラディポは第7戦に敗れた直後、すぐさまトレーナーの元にメッセージを送っていた。

「いつ(トレーニングを)始める?俺はもう次のレベルに行く準備が出来ているよ。」

 

そして試合後の記者会見では、

「正直な所、俺はまだ自身の最高の状態にかすってもいないと思っている。まだまだやるべき事はあるし、まだまだ成長の余地がある、繰り返し映像で確認して改善出来るところを洗いざらい見つけ出しこの夏にトレーニングするさ。そして必ずより良いプレイヤーになって戻ってくる。」

「俺は休み方を知らない。少しは休んで、人生を楽しめ。って言われるけど、これが俺の人生だ。」

と、まだまだ成長段階にあると自覚し、オフにも必死に練習に励む意気込みを見せていた。

またシリーズを通して支配的な活躍を見せたレブロンについては、

「彼はいつも通りの仕事をこなした。だから特に驚きはない。彼は世界最高の選手で、それが最高の選手がする事だ。そして自分もそのレベルに達するためにトレーニングをしなければならない。」

と賞賛。己自身もその境地に達するべく既に先を見据えていた。

昨シーズンはサンダーで1シーズンを過ごしたオラディポだが、今季の急成長の陰にはラッセルウェストブルックの存在があったと言われている。サンダーではウェストブルックの陰に隠れ実力を発揮出来なかったと評価されているが、サンダーでウェストブルックのゲームに対する姿勢を見て多大な影響を受けたとかつて語っていた。スーパースター達の姿を見ながら着実に成長を続けるオラディポ、来季はMVP級の活躍をしてくれるのではないか、そんな期待が湧き上がる程の衝撃を今季の彼は見せてくれたと言えるだろう。彼の活躍を含め来季のペイサーズは本当に楽しみなチームである事に疑いの余地はない。

 

1stラウンドから手に汗握る展開となったキャブズ対ペイサーズ、結果としては大方の予想通りキャブズが勝ち上がったが、次戦では1位のラプターズとカンファレンスファイナルを懸けて戦うこととなる。

ラプターズよりも一戦多くプレーしているキャブズだが、頼みの綱であるレブロンは既に疲労困憊。今日の試合後の記者会見では、あまり多くの質問に答えたがらず、正直な気持ちを吐き出していた。

「俺は燃え尽きたよ。明日まで何も考えたくない。家に帰りたいよ。疲れた。もう帰っても良い?」

 

ラプターズ対キャブズのセミファイナル初戦は一日を挟んで明後日、現地時間の5月1日にラプターズのホーム、エアカナダセンターで行われる。

昨年はセミファイナルでスウィープした相手だが、今季はカイルラウリー&デマーデローザンが成長を見せサポーティングキャストも充実している彼らに苦戦を強いられる事は必至。

果たしてどんなシリーズとなるのか、レブロン率いるキャブズの挑戦はまだまだ続く。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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