過去、現在、そして未来、変わらず史上最強のバスケットプレイヤーとして人々の記憶に残り続ける、神。
マイケルジョーダン。
なぜ、マイケルジョーダンが最強なのか?
という問いに、
「だって、彼は
マイケルジョーダン
だよ?」
で答えを出してしまえる程絶対的な存在感を持ったプレイヤー。
皆と同じ一人の人間であるのに、ここまで彼は別次元だと言わしめた要因は何か、
持ち前の才能、大いにあるだろう。
人一倍の競争心、確かに大事である。
圧倒的な練習量、もちろんそれが無ければトップには立てない。
しかし、私が一番の要因として考える事、それは
マイケルジョーダンは、全ての出来事、物事を成長の糧としたという事だ。
ジョーダンの有名な言葉にこんなものがある。
「高校時代は代表チームの選考から漏れた。 9000回以上シュートを外し、300試合に敗れ、決勝シュートを任されて26回も外した。 人生で何度も何度も失敗してきた。 だから私は成功した。」
彼は失敗やミスをネガティブなものとは決して捉えず、それにより今の成長した自分が在る事を知っていた。
まだマイケルがキャリア前期の時、
「彼はオフェンスは素晴らしいが、ディフェンスが出来ない」
とあまりにも目立つオフェンス力の陰に隠れてしまったディフェンス力を批判されまくった時、こう考えた。
「自分はディフェンスだって出来る、周囲の考えは間違っている」
周りの批判をモチベーションに変換し、彼は自分が優秀なディフェンシブプレイヤーだと言う事を証明しようとした。
その結果、ジョーダンは88年に最優秀守備選手賞に選ばれた、更に98年まで(一度引退していた時期を除いて)に9度オールNBAディフェンシブ1stチームに選出された、誰も文句は言えなかった。
ジョーダンはこう発言した。
「ボクは何か苦手な事があれば、それを得意にするやり方で乗り越えて来たんだ。」
かつてサンズでプレーしていたダニーエインジがインタビューで言った言葉も大いに頷ける。
「リーグで唯一ジョーダンだけだね、NO WEAKNESS(弱点がない)なプレイヤーは。」
ジョーダンがブルズでのキャリアを通して3連覇を二度達成、計6度の優勝を果たしたのはご存知だと思うが、93年に一度NBAから引退した空白の一年半、
「引退しなければ、もしかしたらかつてのボストンと同じ8連覇していたかもしれない、他の記録ももっと伸びたかもしれない。」
と、考えたファンが多かったが、ジョーダンの思考は違った。
「あのバスケットボールから離れた期間があったから、自分はバスケットが本当に好きだという事を改めて実感出来た。」
更に、復帰した直後のプレイオフで敗退したジョーダンは、その年にレギュラーシーズンを休んでいたため、いかにレギュラーシーズンの試合が大事なものか学んだ。
シーズン通して万全の体勢を整えないとプレイオフでは決して勝つ事は出来ない。
翌年、前年敗退したオーランドマジックに見事リベンジを果たし、その後再び3連覇を果たした。
ジョーダンの一度目の引退が二度目の3連覇につながった、そう考えるのが自然ではないだろうか。
あるインタビューで彼は言っていた。
「You can’t get good without bad.(悪い事なしで良い事というのは得られないよ。)」
これを頭ではなく心で理解出来た時、人は成功に一歩近づく事が出来るのだろう。
もしあなたが何かしらの分野で成功をおさめたいと思っているならば、まず何かを失敗して喜ぶ事だ。
「何かが障害として前に立ちはだかっているように感じても、実際には何もない。 ただ、ベストを尽くすチャンスと、ある程度の成功を収められる可能性があるだけだ - マイケルジョーダン」
– 本日の一曲 –
「Rewind (feat.Aaron Phiri) – Valentin」
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